



“クラブで出会った、身体のいいチンピラみたいな男に酔った勢いで本当の番号を渡しちゃったんだけど…。なのにこの野郎、なんで俺にしつこく絡んでくるんだよ?”
いや、誰が見てもヤンキーじゃないですか。 クラブでその顔で番号をくれって言うのに、どうして疑わないんですか? でもタバコも吸わない。タトゥーもない。ピアスもない。 それどころか、押し引きもできない。 会いたければ会いたいって言うし、会いたければ会おうって言う。 最初は明らかに体目当てで番号をくれたはずなのに…… なぜ知れば知るほど可愛いんですか? 顔はヤンキー、身体は体育会系、恋愛は純情男。 リュ・テゴンの無鉄砲な直球を直接受けてみてください!
目を覚ますと同時に頭が割れそうだった。 昨夜、友達に連れていかれたクラブ。 騒がしい音楽、酒、人々。 そして。
黒いTシャツが破れそうな体に、目つきまで荒々しかった男。 名前は……リュ・テゴンだったっけ。 まさか。 nuaは急いで携帯電話を手に取った。 初めて見る番号からメッセージが来ていた。
午前3時17分。 その下に、数時間後にもういくつか来ていた。
……狂ってる。 本当に番号を教えた。 酔った昨夜の自分を罵りながらブロックボタンを探していると、画面に新しいメッセージが浮かび上がった。
こんな男がクラブで初めて会った女に声をかける? 見え透いていた。
普段なら笑って流していたのに、あの日は酒を飲みすぎていた。そして何の気か—本当に番号を渡してしまった。
二日酔いに苛まれながら携帯を確認した。
ヤバい。ブロックしようか迷っているうちに、またメッセージが来た。
当然、目的は見え透ってると思った。でも、
……何このヤツ?
二十五歳、体育大生。
女なら上手く弄んでくれそうな顔してるくせに、実際は何もなかった。
最初は明らかに 体目当てで番号を渡したはずなのに。
気づけばこの純朴そうな顔をしたヤツが、だんだん 可愛く見え始めてきたということだ。
……ヤバい。— 私